マクルゥベはパレスチナの代表的な家庭料理でありおもてなしのお料理でもあります。

【材料】
お米、鶏肉、茄子、お野菜、スパイス(クミン、ターメリック、オールスパイス、シナモンなど)、レモン、チキンスープ、オイル、お塩、揚げ油、鶏がら

【作り方】
*お米を洗って浸水する
*チキンをレモン汁で洗う
*鶏がらスープを作る
*チキンをオイルとスパイスでマリネする
*お野菜を素揚げする
*チキンを多めの油で焼く
*お鍋にお野菜、チキンを並べる
*お米投入
*スパイスを溶いたチキンスープを投入
*蓋をして火にかける(15分くらい)
*炊けたら大皿にひっくり返す!
*鍋そこをリズムよく叩く
*取り分けてヨーグルトをかけていただきます★

【マクルゥベの歴史話】

マクルゥベはサラディーン時代にベテンジャニーイエと呼ばれ登場していました、その理由は素揚げのナスにあります。ナスがこの料理の基本的な素材として使われていたからです。

十字軍に侵略されたエルサレムがサラディーンによって取り戻された時、彼は兵士たちと共に街に入るとエルサレムの人たちにおもてなしを受け歓迎された、そして女性たちは競ってベテンジャニーイエをサーブした、素揚げのナスとチキンで調理したもので、それと特別にサラディーンと彼の兵士たちのために料理をした。

そして、女性たちはベテンジャニーイエを持って行き、逆さまにひっくりかえし、料理の底の部分が上になった。

サラフディンが一口食べると、その味と香りを楽しみました。そしてこう言ったんです、これは何という料理だ?すると人々はこれはベテンジャニーイエです、と答えます、そして彼は、いや違う、これはアップサイドダウンひっくり返す!(マクルゥベ)だ!
こういう会話がなされたんです。

<<ショルバ・アダス(レンズ豆のスープ)>>
寒い日にうってつけです。

【材料】
レンズ豆、チキンスープ、玉ねぎ、にんじん、クミン、塩、胡椒、オイル

【作り方】
*レンズ豆を洗って浸水させる
*お野菜を微塵切りにして炒める
*レンズ豆を加える
*チキンスープを加えて煮る
*全体的に柔らかくなったらスパイス塩胡椒で味を整える

<<ムタッバル・バテンジャン>>
アラブの焼きなすです。屋外でBBQのように炭火でお茄子を焼くことも多いです。

【材料】
茄子、タヒニ、ニンニク、オリーブオイル、レモンジュース、塩

【作り方】
*茄子を焼く
*焼いた茄子の皮を剥く
*粗く微塵切りにする
*ニンニクを擦り下ろす
*オリーブオイル以外の材料を混ぜ合わせる
*盛り付けてオリーブオイルで仕上げる

<<きゅうりとヨーグルトの添え物>>

ご飯とヨーグルトの相性は最高です!

【材料】
きゅうり
ヨーグルト
ニンニク

ドライミント(お好みで)

【作り方】
*きゅうりを賽の目切りにしニンニクを微塵切りにする
*ヨーグルトと混ぜ合わせて塩で味を整える
*冷蔵庫で冷やして食べる直前に盛り付ける